「ChatGPTという言葉はよく聞くけれど、自分には難しそう」
そう感じていませんか。
AIというと、パソコンに詳しい人や若い人が使うものと思われがちです。しかし、ChatGPTの基本操作は難しくありません。検索窓に言葉を入れるような感覚で、知りたいことや頼みたいことを日本語で入力するだけです。
私自身も、最初は「AIは難しそうで、自分に使えるだろうか」と感じていました。専門的な知識がなければ使えないと思っていたのです。しかし、実際にChatGPTへ短い質問を入力してみると、普段の言葉で話しかけるだけで答えが返ってきました。最初の一歩は、思っていたよりもずっと簡単でした。
むしろ、これまでの仕事や生活で多くの経験を重ねてきた60代だからこそ、ChatGPTを便利な相談相手として活用できます。
この記事では、ChatGPTを初めて使う60代の方に向けて、始め方、質問のコツ、注意点を専門用語をできるだけ使わずに解説します。
ChatGPTとは?
ChatGPTは、入力した質問やお願いに対して、文章で答えてくれるAIサービスです。
たとえば、次のようなことを頼めます。
- 冷蔵庫にある食材から献立を考えてもらう
- 旅行の持ち物リストを作ってもらう
- 難しい言葉をやさしく説明してもらう
- お礼状やメールの文章を整えてもらう
- ブログ記事の題名や構成を一緒に考えてもらう
普通の検索では、表示された複数のページから自分で答えを探します。ChatGPTは、こちらの質問に合わせて答えを文章にまとめてくれるところが大きな違いです。
ただし、ChatGPTは人間のようにすべてを理解しているわけではありません。もっともらしい間違いを答えることもあります。そのため、便利な「補助役」として使うことが大切です。
60代にもChatGPTがおすすめな理由
1. 普通の日本語で質問できる
特別な命令文やプログラミングの知識は必要ありません。
「初心者にも分かるように説明してください」
「難しい言葉を使わずに教えてください」
このように、普段の会話に近い言葉で頼めます。答えが難しければ、「もっと簡単に」と追加で伝えれば、説明をやり直してもらえます。
2. 同じことを何度聞いてもよい
人に何度も聞くのは気が引けることがありますが、ChatGPTには遠慮がいりません。
一度で分からなくても、聞き方を変えながら確認できます。自分のペースで使えることは、AI初心者にとって大きな利点です。
3. 経験を文章にする手助けになる
60代には、仕事、家庭、趣味、地域活動など、長年積み重ねてきた経験があります。しかし、それを文章にまとめるのは簡単ではありません。
ChatGPTに箇条書きで体験を伝えれば、読みやすい文章の下書きを作ってもらえます。ブログ、日記、家族への記録などにも活用できます。
ChatGPTは無料で使える?
ChatGPTには無料プランと有料プランがあります。
初めての方は、まず無料プランで十分です。無料プランでも、文章での質問、検索、音声、ファイルのアップロード、画像生成などの機能を利用できますが、一部の機能には利用回数などの制限があります。
有料プランでは、利用できる回数やファイルの量、高度な推論、画像作成、調査機能などが拡張されます。ただし、最初から契約する必要はありません。
まず無料で試し、「もっと頻繁に使いたい」「ブログ作業を本格化したい」と感じてから検討すれば十分です。
注意点として、有料プランは追加料金がかかります。料金や機能は変更されることがあるため、契約前に必ずChatGPT公式料金ページで最新情報を確認してください。
ChatGPTを始める方法
パソコンから始める場合は、次の順番で進めます。
- ChatGPT公式サイトを開く
- 「Sign up」または「登録」を選ぶ
- メールアドレスなどを使ってアカウントを作る
- ログインする
- 画面下の入力欄に質問を書く
- 送信ボタンを押す
偽のサイトや似た名前のサービスもあるため、公式サイトであることを確認してください。スマートフォンでは公式アプリも利用できます。
最初からすべての機能を覚える必要はありません。まずは入力欄に短い質問を一つ書くだけで大丈夫です。
最初に試したい5つの質問
ChatGPTを開いたら、次の例から一つ選んで、そのまま入力してみてください。
質問例1:料理
冷蔵庫に卵、キャベツ、豚肉があります。簡単に作れる夕食を3つ提案してください。
質問例2:旅行
2泊3日の国内旅行に必要な持ち物を、60代向けにチェックリストで作ってください。
質問例3:スマートフォン
スマートフォンの写真を整理する方法を、初心者向けに順番に説明してください。
質問例4:文章作成
お世話になった人へ送る、丁寧で堅すぎないお礼の文章を作ってください。
質問例5:ブログ
60代から始める趣味のブログについて、初心者向けの記事タイトルを10個考えてください。
回答が自分に合わなければ、「もう少し短くしてください」「別の案もください」と続けて頼めます。
上手に質問する3つのコツ
ChatGPTへの入力文は「プロンプト」と呼ばれます。難しい言葉に感じますが、意味は「AIへの質問やお願い」です。
1. 何をしてほしいか、はっきり書く
「旅行について教えて」よりも、次のように具体的に書く方が、自分に合った答えを得やすくなります。
10月に夫婦で鎌倉へ日帰り旅行をします。長時間歩かずに楽しめる観光コースを提案してください。
2. 自分の状況を少し加える
年齢、目的、経験、予算、使える時間などを加えると、回答が具体的になります。
ただし、本名、住所、電話番号、パスワード、クレジットカード番号などは入力しないでください。
3. 一度で完成させようとしない
最初の回答が不十分でも失敗ではありません。
もう少しやさしく説明してください。
表にしてください。
費用の安い順に並べてください。
このように追加で頼み、少しずつ希望に近づけましょう。公式の案内でも、質問を明確かつ具体的にし、回答を見ながら言葉や条件を調整する方法が勧められています。
安全に使うための注意点
個人情報や秘密情報を入力しない
本名、住所、電話番号、パスワード、クレジットカード番号、銀行口座番号などは入力しないようにしましょう。
仕事で使う場合も、顧客情報、社内資料、契約内容などを許可なく貼り付けてはいけません。
個人向けプランでは、設定によって会話内容がモデル改善に使われる場合があります。「設定」から「データコントロール」を開き、「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、新しい会話をモデル改善に使わない設定にできます。
回答をそのまま信じない
ChatGPTは間違えることがあります。次のような重要な内容は、必ず公式情報や専門家にも確認してください。
- 病気、薬、治療に関すること
- 税金、年金、相続などのお金に関すること
- 法律や契約に関すること
- 商品価格、営業時間、交通情報など変わりやすいこと
「ChatGPTが言っていたから正しい」と考えず、考えるための参考材料として使いましょう。
ChatGPTはブログ運営にどう役立つ?
ChatGPTは、ブログを書き始めるときの心強い相棒になります。
たとえば、次の作業を手伝ってもらえます。
- ブログのテーマを考える
- 読者が知りたいことを整理する
- 記事タイトルを提案してもらう
- 見出し構成を作る
- 自分の体験談を読みやすく整える
- 誤字や分かりにくい表現を確認する
- SNSで紹介する短い文章を作る
大切なのは、ChatGPTに記事を丸投げするのではなく、自分の経験や考えを加えることです。
たとえば旅行ブログなら、実際に訪れた日時、混雑具合、歩いて感じたこと、失敗したことなどは、本人にしか書けません。ChatGPTに文章を整えてもらい、そこへ自分だけの体験を加えることで、読者に役立つ記事になります。
まとめ|まずは一つ質問してみよう
ChatGPTを使うのに、年齢やプログラミングの知識は関係ありません。
最初から使いこなそうとせず、まずは身近なことを一つ質問してみてください。
60代のAI初心者です。ChatGPTでできることを、身近な例を5つ使ってやさしく説明してください。
この一文から始められます。
分からないことは何度聞いても構いません。使いながら少しずつ慣れていけば、ChatGPTは暮らしやブログ運営を助ける便利な相棒になります。
次の記事では、ChatGPTを使ってブログの記事テーマや見出しを考える具体的な方法を紹介します。
参考にした公式情報
※ChatGPTの料金、機能、画面表示は変更されることがあります。利用時には公式サイトで最新情報をご確認ください。
